今までの作業時間がこんなに少なく！？時間編集術

❶スタート地点を設定する。

著書では人生をゲームであると仮定している。ゲームにはスタートとゴールが必要になります。さらスタートとゴールを設定するためには①時間、②能力、③人脈、④お金の４つの資産が大切要素になります。その４つの資産の中で誰もが持っており、自信でコントロールできるのは①時間だけです。ゲームを進めていく上で、①時間を使って、②能力を身に付け、③人脈が広がり、④お金を増やすという順序を守る事が最も効率が良い。また、多くの人がやってしまいガチなのが、一番最初に④を取りに行く行為です。この方法は、人に騙されやすく失敗するケースになりがりです。

❷時間の特性を理解する。

①時間と④お金の価値を正しく理解しておく必要がある。②能力、③人脈、④お金は他人の力を使うことで無限になるが、①時間は１日２４時間と有限である。仕事ができる人は、時間の価値が凄いことを理解しているため、お金を使って時間を買っている。電車を乗り継いで目的地に行くよりもタクシー移動をして、車中で仕事をしたりするなどです。その他には、自動掃除ロボットであったり、乾燥機付き洗濯機を購入して、時間を作ることになります。

❸生産性を向上させる。

この項目では、プロダクトタイムという概念が出てきます。プロダクトタイムとは生産性を重視する時間のことで、使った時間に対してどれだけ利益が得られたかという意味になります。例えば、売り上げを２倍にしたいという命題に対して、解決方法は⒈時間を半分にして同じ売り上げを維持する/⒉同じ時間を使って倍のものを売る。この⒈は時間資産を生み出していることになります。プロダクトタイムを意識するために著者は、次の3項目を挙げています。

A.時間の区切りを見直す。

時間の区切りを1時間単位ではなく、４５分ないし、３０分単位で考える。ミーティングが14:00〜15:00、15:00〜16:00が資料作成・・・というように何かと作業を1時間単位として考えているが、実際には、作業自体が20分で終わる内容であるにも関わらず、だらだら作業して1時間かけがちである。そこで時間の単位をもう少し、細かくし作業をするべきだと勧める。

B.1.5倍速から2倍速で行動する。

A.を受けて、どうすれば短い時間で作業をするのか。結局は慣れだと言われている。早く歩いたり、食事を倍速でする際に、最初は違和感を覚えるが、次第に慣れていき３日目あたりではそのスピードの方がしっくりしている。

C. ポモドーロテクニックを活用する。

高い集中力が必要な人が必要な人の間で広く知られている方法です。具体的には30分の内、25分は仕事に集中し残り5分はしっかりと休む方法になります。特に５分休憩ではストレッチや飲み物をのむといったリラックスできることを心がける事がポイントになります。

要約の解説

忙しいとか、時間がないと言い訳しがちな方に、時間の大事さや生み出し方を教えてくるような構成になっている。時間を１日１時間作れたとすると一年間で３６５時間・・・約１５日も余分に使えることになります。